----------画像を→クリック←拡大表示----------
1960年前後の金宝飾品の中には、
加工残片等の金地金を集めて溶解し、再利用したものがありました。
当時の再利用地金は不純物が含まれ硬い地金になる傾向がありました。
長年使い続けたお品とのこと、幸いに硬さがありました。ゆえに薄い爪でも、
石を留めつづけていましたが、使用の限界に達したようです。
ご要望は修復でした。
指輪の部分はしっかりして変形もないので、石座部を同様な形状で作り直しました。
K18刻印の指輪
ラウンドブリリアントカット石
石座部の修復動画
指輪カッターで切り、拡張し、緊急避難的に指から外された全周取り巻きデザインリングの修復です。
750は純度75%の金地金で25%の割金成分により金色から白色まで変化します。各メーカーは独自の地金をつかい品質を向上させています。修復作業はこれらの性質を熟知した工房によって行われています。